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梅雨の時期と期間

ところで梅雨とは具体的にいつ頃の事を指すのでしょうか?
東西南北に長く伸びる日本の国土。その土地柄、梅雨は当然ながら日本国内でもその時期が若干異なります。日本各地の梅雨入りと梅雨明けはその年により変動はありますが、平均的な梅雨の時期についてお話します。

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梅雨の時期と期間

梅雨入りは、「太陽黄経(太陽が黄経80度の点を通過する日)」に基づく定義により、毎年6月中旬頃がおおよその目安とされています。気象学上、梅雨入りは春の終わりと夏の始まりの「初夏」を指し、梅雨明けは本格的な夏を迎える「盛夏」の目安とされる事も多いようです。

 


梅雨の代名詞「あじさい」

かつては旧暦4月後半~5月前半の「芒種(ぼうしゅ)」後の最初の壬の日を梅雨入り、旧暦5月後半から6月前半の「小暑(しょうしょ)」の後の 最初の壬の日を梅雨明けとしていた時期もありましたが、実際の梅雨入りと梅雨明けの日付が年や地方により異なっていました。しかし、農家にとって田植えの日取りを決めるのに重要な梅雨入りの時期を明確にするためこの暦日が設けられたのです。

 

梅雨の期間は通常、1ヶ月から1ヶ月半程度が平均的な期間ですがその年によって前後します。梅雨の時期が平均より前後してしまう年は、猛暑で少雨、冷夏で多雨などその夏の天候が不安定で気象災害が起きやすくなると考えられています。

 

梅雨の入りと明けの平均的な目安

地域 梅雨入り 梅雨明け
沖縄地方 5月上旬頃から 6月下旬頃まで
奄美地方
5月中旬頃から 6月下旬頃まで
九州南部
5月下旬頃から 7月中旬頃まで
九州北部
6月上旬頃から 7月中旬頃まで
四国地方 6月上旬頃から
7月中旬頃まで
中国地方 6月上旬頃から
7月中旬頃まで
近畿地方
6月上旬頃から 7月中旬頃まで
東海地方
6月上旬頃から 7月下旬頃まで
関東/甲信地方 6月上旬頃から
7月下旬頃まで
北陸地方
6月中旬頃から 7月下旬頃まで
東北地方南部 6月中旬頃から
7月下旬頃まで
東北地方北部 6月中旬頃から 7月下旬頃まで
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