梅雨のニオイ対策 洗濯のポイント
気象協会が定義する「洗濯指数(洗濯物の乾きやすい条件)」とは、
日照 | 気温 | 湿度 | 風 |
の4つとされています。しかし梅雨の時期は、お天気の日に恵まれることはあまり多くはありません。そのため洗濯物を外に干す機会がなかなか出来ず、部屋干しする機会も多い事でしょう。そんな時に悩ませるのが洗濯物から出るニオイです。ここでは、ニオイを防ぐための洗濯の方法から乾かす時のポイントなど、部屋干しで気になるニオイ対策についてご紹介していきます。
ニオイを防ぐ洗濯のポイント
部屋干しの機会が増える梅雨のお洗濯。この時期、洗濯物から出る嫌~なニオイもまた悩ましいもの。しかし工夫次第ではそのニオイを抑える事が出来るのです。ここでは梅雨の時期、洗濯物をニオイから守るお洗濯の方法をご紹介。梅雨に入ったら、洗濯時だけでなく日頃から対策をとって嫌なニオイを防ぎましょう。
乾かす時のポイント
部屋干しで最も気になる洗濯物からの嫌なニオイ。ニオイは、洗濯の際にきれいに落ちなかったたんぱく質や皮脂などの汚れが洗濯物が乾燥するまでの間に酸化し、それが原因で雑菌が繁殖して起こります。湿度が高い梅雨の時期は洗濯物の乾燥に時間がかかり、特にニオイが発生しやすい状態となっています。また、濡れた洗濯物が原因で室内も湿気がちになるため、部屋自体のカビ繁殖にも影響を与えてしまいます。ニオイを防ぐには、「温度」「湿度」「風」の3つをうまくコントロールする事が大切。そこで最も重要となってくる部屋干しのポイントは「短時間で洗濯物を乾燥させる」事です。ここでは、それを実践するための具体的な方法をご紹介します。
洗濯物が早く乾く干し方のポイント
洗濯物から出るニオイを防ぐには、短時間で洗濯物を乾かす事がとても大切になります。洗濯物の干し方や効果を発揮するアイテムなど、様々な工夫次第で洗濯物を早く乾かす事ができます。ここでは、洗濯物を早く乾かすためのポイントを紹介しています。部屋干しを行う時の参考にしてみて下さい。
部屋干し用の洗剤を選ぶ
市販されている部屋干し専用の洗剤を使ってみるのもひとつの手。部屋干し専用の洗剤は一般的に除菌力が高く、またニオイを防ぐための香りも加えられています。ニオイを防ぐ効果のある柔軟材と併用するとさらに効果的。しかしだからと言って、干し方次第ではやはりニオイが出てしまうので注意が必要です。部屋干し用の洗剤以外でも、除菌効果のある衣類用漂白剤を使ったり、すすぎの際に少しお酢を使うのもおすすめ。
部屋干しに向いている場所
浴室
浴室は部屋干しする場所として最適です。浴室で換気扇を使う事により、風を流動させ湿気を排出する事ができます。洗濯物を干す前にあらかじめ換気扇を30分ほど回しておくと良いでしょう。浴室の湿度を下げる事ができます。また、浴室のサイズもポイントとなります。広くなく限られた空間なので、余分な水分を洗濯物が吸収するのを避けられます。さらに室内と違いタイルなどが施されているため、壁や床などを湿気から守る事ができます。洗濯物を干す時は、使う時だけさっと取り付けられる突っ張り棒などを物干し竿代わりに利用すると便利です。
窓際
洗濯物を干している空間に空気の流れを作るために、洗濯物を窓際に干すのも良いでしょう。その際は、洗濯物を干す窓際と、それとはまた別の窓をあけるなどして、湿った空気が流動できるよう工夫をしてみましょう。ただし、カーテンレールに干すなどしてカーテンが濡れた衣類にふれて湿気を帯び、それがカビの原因となってしまう場合も。また、カーテンのホコリが洗濯物について、せっかく洗った洗濯物が汚れてしまいます。カーテンレールに吊るす場合は、カーテンに洗濯物がなるべくつかないように気を付けましょう。その他、廊下や階段の踊り場、居間など、広く開放的で風通しがしやすい場所を選ぶと良いでしょう。